正月休み明けの初日ってなぜこうも気が重いのか。
大人になって会社勤めをしていてもそうだし、
お気楽な(いや、実際はそれほどお気楽でもないのだけど)
フリーランスになっていても、仕事に戻るのは億劫だ。
年末年始は下手に、一年の目標とか立ててしまって、
余計に仕事復帰の第一歩が重くなる。
だから長期休み明けに
学校に向かう足が止まる子の気持ちはよくわかる、気がする。
ただ、それでもえいやっと行ける子と(行ける場合と)
身体がすくんで朝起きることもできなくなる場合とが、ある。
お腹がすごぉく痛くなったり、
吐き気がしたり、とにかく身体がいうことを利かなくなる場合。
がんばりたいという気持ちは
どちらの子にもきっとあって。
苦しさのむこうに、きっとがんばれる何かがあると思うのかもしれないけど、一歩がどうしても動かないことが。
「だったら休んだらいいよ」
という言葉が、以前よりも大人から出やすくなったと思う。
それは救いかもしれないけど、
「でも、じゃあいつまでこうしていられるの?」
と休みながら子どもは思うんだろう。
学校に行くかどうかじゃなくて
ソフトランディングの逆、ソフトな離陸で、
少しずつ楽しいことをやって、
朝ごはんを食べて。
家族と話して。
誰かと遊んだりして。
今日みたいに雪が積もったら、雪の上をざくざく歩いてみたり。
世界は怖いことはたくさんあるけど
楽しいこともあるかもしれないなと思うところくらいから
そぉっとそぉっと初めて見たらいいのかもしれない。
これは新学期学校に行きたくないなと思っている子全員に
向けての言葉じゃもちろんなくて、
数日後にきたるXデーに、恐れおののくわが子と、
ああ、ああ、またがんばらなきゃと身体が固まる私自身に
向けた言葉でしかない。