玉居子家他6つの家族+αの「かぞくかいぎ」が本になりました!
『子どもから話したくなる「かぞくかいぎ」の秘密』白夜書房刊玉居子泰子著 ←詳細ページリンク飛びます
わが家では、息子が小学1年生になった5、6年前から、ときどき家族でゆっくり話し合う時間「家族会議」を設けています。
もともとは当時癇癪が激しく、あまり自分の気持ちを話してくれない息子の話を、もっとじっくり聞いてみたいと始めたことでした。
当初はA4の紙に、今週あったいいこと・悪いこと、今度してみたいことや・ほしいもの、家族にお願いしたいことなどを書き発表するというスタイルでスタート。
でも、子どもたちは「なし・なし・なし!」と書いたり、いたずら書きをしたり、なかなかうまくいきませんでした。
それでも少しずつ子どもたちも関心を持ち、「野球でヒットが打てた」「お兄ちゃんとケンカしてやだった」などと発言を開始。
いつしか何か困ったことがあると子どもの方から、「家族会議しよ」とホワイトボードに議題を書くようにもなりました。
そしてだんだん「家族会議」を開かなくても、食卓やくつろいだ時間の中で、息子も娘も困りごとや嬉しかったこと、
気になるニュースや友達とのトラブルなどいろんな話をしてくれるようにもなりました。
家族だから、いつも問題は起きるけど、そんな時にめんどうがらず、恥ずかしがらずに、お互い意見を出すこと、
大人だから子どもだからと意見を押し付けずに、一人ひとりの気持ちや考えを聞くことの大切さを学びました。
家族会議を通して、私たちは子どもをひとりの人間として眺めることができるようになり、親でいることがずいぶん楽になりました。
他の家族はどうしているんだろう? どんなことを、どんなふうに話しているんだろう?
そんな疑問から東洋経済オンライン「家族会議の秘密」連載が生まれ、たくさんのご家族の家族会議の様子を取材させていただきました。
家族会議のやり方や内容は、家庭それぞれ。こうしなければいけない、というものはありません。
それでもそこにあるのは「大人もこどもも対等に、一人の人として尊重されことばを交わし合う」という基本の姿勢。
一番大切な人たちに「ちゃんと聞いてもらえる」ことが、その後の子どもたちの成長や家族の在り方に
大きな変化を与えてくれることに気がつきました。
2022年には『子どもから話したくなる「かぞくかいぎ」の秘密』(白夜書房)を刊行。
家族会議がもっと広まって行けばいいなあという願いを込めて、講演やワークショップも開催しています。
他の家の家族会議はどんなだろうと連載にまとめたり、
「家族会議ってどうやるの?」という質問を受けて講座やワークショップを開かせてもらったりしています。
何か問題が起きた時、家族がめんどうがらず、恥ずかしがらずに、お互い意見を出すこと、
大人だから子どもだからと役割を決めずに、一人ひとりの意見を大事に聞くことの大切さを学んでいます。