「北欧、暮らしの道具展」にインタビューが掲載されました

「かぞくと話すのってなんでこんなに難しいんだろう?」

これがここ10数年に渡る、私のテーマです。
かぞくのことは大好きなのに、日常を過ごしていると
小さな誤解や衝突が絶えなくて、時には爆発も起きてしまう。

こどもを二人育てながら、母として過ごすことは、
私の生活の大きな軸になっているけれど、
ときどき、逃げ出したくもなる。

いつしか「かぞくとの対話」が自分の仕事のテーマになってきました。

『こどもから話したくなる「かぞくかいぎ」の秘密』(白夜書房刊)
を2022年2月に刊行して以来、
驚くほどたくさんの人からお声かけいただき、
「かぞくかいぎ」についての取材を受けるようになりました。

ときにはラジオに出たり、テレビに出たり、雑誌やウェブに出たり……。普段は取材をする側だったのに、取材をされる側になって、
また新しいチャレンジの山によじ登っています。

人前に出て顔を出すのは苦手だけれど、
かぞくかいぎの面白さは伝えたい。
そんな一心で取材を受けています。

 

先日は、”暮らし系”の人気ウェブサイトの
「北欧、暮らしの道具店」さんに、インタビューを受けました。
昔からファンでよく読んでいたので、お声かけいただいて、びっくり。

かぞく、特に、こどもと話すことの楽しさと難しさ、
こどもの視点を覗いてみることで出会える新しい世界について、
とても丁寧に話を聞いてくださり、
私の伝えたいことを柔らかく、的確に表現してくださいました。

前後編あるのでぜひご一読ください。

【かぞくを知りたい】(北欧、暮らしの道具店)
前編:一番近くにいるのに、難しい。家族ひとりひとりを知るためにできること
後編:かぞくかいぎを重ねて変わったのは、親である私自身の姿勢でした。

 

取材を受けるようになって、気づいたのは、
「伝えたいことを、インタビュアーに楽しく話してわかってもらえても、それを読者にまで届けるのはまた複雑で難しい」ということ。

みなさん、質問を考えてきてくれて、上手に聞き出してくださって、
私もたっぷり思いを伝えられるのですが、

原稿になって見せていただいた時に
「確かに、これ、私が発言したけど、もしかして意図と違うように読まれてしまうかも?」と心配になってしまうこともあるとわかってきました。

これはインタビュアーさんやライターさんが悪いということでは決してなく、ただただ、自分の中の思いを整理して相手に正確に伝えるのは難しい、ということ。ましてや顔が見えない読者の方が、どう読んでくださるかは、まったく読めなくてドキドキしてしまうのです。

改めて、伝える前に、自分でじっくりと噛み砕いて
思いを言葉に整理していく必要があるのだなぁ、と感じたのでした。

同時に、自分自身が行っているインタビューや記事執筆の姿勢も、改めて見直さないと!とも。

もちろん、ほとんどのライターさんは私の拙い言葉をもとに、「そうそうこういうことが言いたかったんです!」という文章を最終的に書いてくださる(私もライターだけどw)ので、本当に感動します。
逆の立場になってみることで、勉強できることってたくさんあるのだなぁ。私も修行の真っ只中です。

 

ぜひ、「北欧、暮らしの道具店」のインタビュー記事、ご一読いただけたら嬉しいです。

そして、あなたの「かぞくの話」も、ぜひ聞かせてください。