ワクワクっとしたらけん玉をしよう

娘11歳が、数日前から突然、ひたすらけん玉をしています。
youtubeだかテレビだかでけん玉が上手な小学生が映っているのを見て、「すごーい」と言って、キャビネットにあったけん玉を触っているのは知っていました。

カンコンカンコン。「あー。3回目で失敗しちゃう〜」

などと言っている。「難しいよね〜」と返す。

最近、北向きの仕事部屋から南向きのリビングに設置し直したPCに
向かって、仕事のような書き物をしている後ろで、

カンコンカンコン。「あー」

カンコンカンコン。「あー」を繰り返している。

(ちなみにこの日、娘は安定の学校自主お休みデーでした)

私はその音を聞くともなしに聞きながら、

カタカタカタカタ。カンコンカンコン。
カタカタカタカタ。カンコンカンコン。

カタカタカタカタ。カンコンカンコン、カン。

カタカタカタカタ。カンコンカンコン、カンコンカン。

1日の終わりには、

カタカタカタカタ。カンコンカンコン、カンコンカン。カンコンカンコン、カンコンカン。カンコンカンコン、カンコンカン。

え?!と振り返ると

「10回以上、できるようになったー」と娘が笑っていました。

すご・・・。

娘は幼い頃から、なんでもみようみまねでやってみると、
あっという間に上手くなって身体で覚えるタイプ。
そのときに、「おもしろそう!」と思ったことを
わーーーーと集中してやると、あっという間にできるようになる人なのです。

一つのことにハマったらガー!とやるけど、
ふと興味を失ったら、急に一才そこに近づかない。

かけっこ、バトミントン、バレーボールといった運動だけでなく、野鳥観察、四葉のクローバー探し、カメラ、お絵かき、ミシンを使った洋服づくり、版画。と、いろんなことに手を出して、「うわ、すご!」となったら次へ行く。自由な人なのです。

逆に、「これをちゃんとやっていかなきゃ」って思ったり
人から細かくテクニックや方法を教わっていると、難しくなって、
「もういいや・・・」となって、自信をシュルシュル無くしていく。

学校で毎日コツコツ、先生の言うことを聞いて、
周りのみんなのペースに合わせて、
今、自分がワクワクしていないことに向き合うのは
彼女にとって、お腹や頭が痛くなって、生気を失うほどに
辛いことなのは、よくよくわかります。

だから学校は休み休み、無理せず、やっている。

甘い親、と思われることもあるかもしれないけど、それでいいかなと思っています。

でも娘だけじゃなくて、誰でもきっと、そう。

「あ、今、これが楽しい」と思うことを、その時にガーッとやったら。
仕事に飽きてしまったら、皿洗いで気分を整えるとか、
家事ばっかりするのに膿んできたら、外をウォーキングしてみたり、
一人で集中して文章を書くのが幸せだったり、
かけなくなったら、友達を誘って、ランチをして未来の計画を立てたり。

その時、自分の気持ちが、わくっとすることに向かっていけば、
毎日はもっと楽しくなるんじゃないかなぁと。

そんなことを、11歳で身体を張って生きている娘に学ぶ、母なのでした。