繊細っ子ってなんのこと?

HSP(Highly Sensitive Person)という言葉を初めて聞いたのは、確か2016年ごろでした。

『ひといちばん敏感な子』というアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士(Dr.Elaine Aron)に
よって書かれた書籍を、児童思春期専門の精神科医明橋大二先生が翻訳された本を読んだのが始めです。

今では、すでにたくさんの本が出ていて
HSP、HSCという単語は、注釈なく多くの人が知っている言葉になっているようです。

初めて本を読んだ時、私はこれ(HSP)は自分だな、と思いました。
アーロン博士の本にはチェックリストが挙げられているだけでなく、
細かいパターンで行動や感性のあり方が書かれているのですが、
私自身は、自然現象や対人への感受性が高すぎること、好奇心旺盛だが非常に疲れやすいことなどが
いちばん強く出ています。

だからと言って困っているかといえば、
それなりに自分の取説は作ってきたので、なんとかなってきた。
敏感で繊細な人もいるよね、そりゃ。と、その時はそれほど気にしませんでした。

ただ、2018年ごろ、息子も娘も小学生になって、
特にそれまで元気いっぱいだった娘が学校に行くのを渋るようになった時、
「あ、これは繊細さが出てる」と思うようになりました。

明橋先生他、HSCを専門とされている方の本を読み直したりして、
対応を考えていかなくちゃ、とも思いました。

育児雑誌の編集をしていたので、HSC特集を組んで取材をさせてもらったり。

そうこうしているうちに、確信になってきたのは、HSPもHSCもめっちゃ素敵な特性だな、ということ。
ハイリーセンシティブなパーソンもチャイルドも、
ハッとするほどステキなパーソンでありチャイルドなんだな、ということでした。

この特集では、自称4人ともHSP/HSCな夫、息子、娘、私の日常やそれぞれの繊細さについて
書いていけたらいいなと思っています。